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コーナー名 給与天引き開始 その2 |
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子どもの教育資金のために天引きを始めた正直者ですが、天引きって正しい使い方をしている限りはとても便利ですよね。 毎月自動的、強制的に引き去りされてしまいますから、確実に貯まっていくと同時に、給与も残ったお金でのやりくりとなり無駄遣いも減ります。
持株会に入会
実は正直者は株式投資のかの字もしらない15年以上も昔から会社の持株会に入会しています。 理由は、単に当時の上司が参加を薦めたからという、今考えると能天気な理由からでした。
持株会って何?
持株会とは、毎月一定の金額を給与・賞与より引き去り、自社の株式が購入できるという制度です。
持株会による株式購入のメリット
一般的に言われているメリットとしては
@通常、株式は単位株式数(例えば1,000株)で取り引きされるため、かなりの資金が必要となるが、持株会であれば少額(例えば10,000円)から可能となる。
仮にあなたの会社の現在の株価が1000円として、単元株が1000株の場合には、証券会社を通じて市場で株を買うためには最低100万円が必要となるわけで、とても買えませんよね。
A奨励金がつくのでお得。会社としてはできるだけ多くの人に株を買ってもらいたいので、奨励金をつける場合が多いです。
B買い付けはドルコスト平均法のために、より安く、多く買える。
ドルコスト平均法って何?
簡単に言えば一定金額で株式を継続して購入する方法です。
例えば、
株価が次のように動いたとします。 4月・・・150円, 5月・・・100円, 6月・・・100円, 7月・・・50円(下がりっぱなしの悪い例ですが)
A.毎月100株ずつの株式を購入する方法(通常の買い方)
B.毎月1万円で株式を購入する方法(ドルコスト平均法)
どちらも総投資金額は40,000円ですが、株数はAの場合は400株なのに対して、Bの場合には466.6株となります。
つまり、平均単価はA=100円、B=85.73円となり、B(つまりドルコスト平均法)の方が断然お得!! 理由は、株価が高い時には株数を少なく、安いときには多く買えるからです。
結果は?
正直者の場合、お蔭様で現在のところは総投資金額の2倍の時価となっております。(結果オーライ状態(^-^)ニコ)
もし、皆さんの会社が持株会の制度がある場合には、長期投資の選択肢として一度入会を検討してみてはいかがでしょうか?
もちろん、単元株数になれば、持株会名義から個人名義への変更も可能です。 特にIT関係の勢いのある会社の場合には、分割&株価上昇で短期間の一攫千金も夢ではありません。
但し、いくらドルコスト平均法がお得とはいえ、将来株価が下がり続ければ、自らの貴重は資産が目減りするわけですから、正直者のように安易に入会せず、自社の将来性について、冷静かつ慎重な判断をしてから決めましょう! (以上2005年8月記載)
2008年5月追記
その後いろいろな資産形成の本を読んで「自社株への投資はリスクが高すぎる。」ことがわかりました。
例えば橘玲氏はその著書「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」の中で破綻した山一証券の社員を例に上げ、分散投資の最大の効用はリスクの軽減であるが、山一証券の社員は暴落する自社株を積極的に買い支えたため、破綻に伴って給料と金融資産の大半を失った。と書いており、自社というひとつの収入源に頼ってしまうことの危険性を指摘しています。
ただ都会の一流企業ならいざ知らず、まだまだ家族的雰囲気の残る田舎の会社の場合、自社株買いというのはある意味会社への忠誠心を測るものさし的な面がありますから、なかなか簡単に止められないという事情もあるわけでして、、、(特に仕事ができない社員の場合、売ったらいきなり異動、リストラ、なんてことも??)
ただ、将来的にはある一定のタイミングを見計らって一部売却を実施したいと思っています。
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