コーナー名 正直者一家のイギリス生活録

 

. じーぴー(G.P.)

 

イギリスでは、病気にかかってお医者さんに行く場合、日本のようにどこでも良いというわけではありません。

 

また、外科、内科、産婦人科等々、病気によってわかれているわけでもありません。

 

とりあえず家が決まったら、もよりの一般医院(G.P.=正式にはGeneral Practitionerというらしい)に行って、登録してもらいます。(※日本人でもイギリス人でもお金持ちの人は最初からプライベート(民間)のお医者さんに登録しますが、正直者一家は貧乏なので一般のお医者さんです)

 

そして、その後は、緊急時以外、どの病気にかかろうが完全予約制で登録したGPで見てもらうのです。

 

正直者たちも、早速着任早々、先輩駐在員の人に話を聞いて、近くにあったGPに登録を済ませました。

 

そしてその後、かぜはもとより、結膜炎、膀胱炎、予防接種、さらには妊娠まで、ありとあらゆる病気でお世話になりました。

 

そして、そこで以下のような日本の医療とのいろいろな違いを経験することができました。

 

@     いつもすいています。

 

完全予約制ということもありますが、日本のようにいつも混雑、行き所の無い、お年よりの溜まり場などということは決してありません。 

 

A     治療が極めておおざっぱです。

 

例えば、こんな具合、(注 以下禅問答ではありませんので悪しからず、、) 

 

 

正直妻「薬局で試験薬を買ってためしてみたら、妊娠したみたいなんですが、、、」

 

先生「おお、それはおめでとう。え〜と」

 

とおもむろに紙?で作った時計のようなものを取り出して、それを回しながら、

 

先生「今からだから、え〜と、11月の終わり位には生まれるよ!」

 

正直妻「あの〜妊娠の確認は、、、」

 

先生「妊娠の確認? だって試験薬で確認したんでしょ? だったら妊娠したんだよ。(^^ )」 

 

B     意外とイギリス人以外のお医者さんが多いです。

 

正直者のかかりつけのお医者さんはパキスタン人、中国人でしたし。アフリカの人もいました。 

 

C     あまり治療はしません。

 

日本であれば、やれレントゲン、やれ注射、やれ薬とやたら治療をしますが、イギリスでは日本ほどいろいろなことはしません。

子供が風邪を引いて熱がなかなか下がらなくても、5日位たってようやく抗生物質を出してくれた位です。

 

だから最初のうちは、ほんとうに大丈夫なのか?と不安になります。

 

でも冷静に考えてみると、それはある意味人間の持つ自然治癒力を重視しているともいえます。(重病は別です)

 

抗生物質等の薬を使用すれば、確かにその時は早く治癒するでしょう。 しかし、それはある意味、抵抗力を弱めているとも言えます。

 

日本は世界一の長寿国となり、その一因が医療制度にあることは否定しません。 しかしながら、こと健康年齢といった場合に、果たして日本が世界一なのかは、疑問に思う正直者なのでした。

 

 

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